第393回 例会(Web#12) 2021.10.23

日本海事史学会 第393回例会(Web例会#12)

北日本のムダマハギ

講師:昆 政明(こん まさあき・会員)

2021年10月23日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催

 

 東北地方の北部から北海道にかけて「ムダマハギ」と称される小型木造漁船が近年まで稼働していた。
 ムダマハギとは船底部にムダマと呼ばれる構造部材を使用し、ハギとはそれに舷側板を接合(接ぐ)ことから名付けられたもので、時代、地域によって多様な変化を遂げている。
 船底部に刳り材を使用する点では、日本海沿岸のオモキに類似するものであり、それとの関連にもふれながら、ムダマハギの概要について紹介させていただきたい。

【講師プロフィール】
昆 政明(こん まさあき・日本海事史学会会員)

1950年 青森県生まれ。
1973年 法政大学地理学科卒業。
1973年 青森県立郷土館学芸員2012年まで。
1999年 みちのく北方漁船博物館建設および運営に関与。
2013年 神奈川大学特任教授、現在に至る。

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第386回 例会(Web#5) 2021.02.28

日本海事史学会 第5回 Web例会

「オモキ造りの構造とその技術
 ―富山県氷見地域のドブネを中心に―」

講師:廣瀬 直樹(ひろせ なおき・会員)

2021年2月28日(日)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催

かつて日本海沿岸地域に色濃く分布していた造船技術がオモキ造りである。オモキ造りとは、船底板の左右両端に刳材オモキを組み込んだ構造をいい、ウルシによる接着や木製接合具であるチキリとタタラの使用など、特徴的な接合技術が付随する。今回の報告では、近年まで活躍したオモキ造りの漁船のうち、最大級の船体を持つ富山県氷見地域のドブネを一例として、オモキ造りの船体構造の特徴とその造船技術について検討を加える。

【講師プロフィール】
廣瀬 直樹(ひろせ なおき・会員)
1977年富山県生まれ。専門は考古学・民具学。平成13年度より氷見市立博物館の学芸員を務める。平成15年、氷見市内の船大工とともに和船建造技術を後世に伝える会を結成し、調査・研究を行う。平成23年、「富山の和船~富山湾沿岸地域とその周辺の海船・川舟~」で第25回日本民具学会研究奨励賞を受賞。現在、氷見市立博物館主査(学芸員)。