第424回例会(Web#43) 2024.10.26

2024年10月例会チラシ
日本海事史学会 第424回例会(Web#43)

三浦按針は英国通商成立までの十三年間、何をしていたのか

講師:鈴木 かほる(すずき かほる・会員)

2024年10月26日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催

 国学院大学『国史学』239号に掲載された論考、即ち、三浦按針は英商通商の成立までの十三年間、何をしていたのかについて言及します。
 三浦按針をテーマとした書物は多く出版されていますが、その内容は英商通商の成立以降の家康と三浦按針との関係を述べたものしかありません。今回発表する内容は、三浦按針は英商通商が成立するまでの十三年間、何をしていたのか、この十三年間の彼の行動の空白を埋めることによって、何故、家康が三浦按針を外交顧門として重用したのか、その理由について言及します。

【講師プロフィール】
■鈴木 かほる(すずき かほる・日本海事史学会会員)
国家公務員特別職

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第407回例会(Web#26) 2023.1.28

2023年1月例会チラシ
日本海事史学会 第407回 例会(Web#26)

兵庫縣漁業慣行録を読む―打瀬網盛衰記

講師:大谷 和夫(おおたに かずお・会員)

2023年1月28日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催

 

 明治22(1889)年に県によって刊行された「兵庫縣漁業慣行録」は兵庫県下の明治維新前後の漁業の実態を明らかにしたもので約2000 枚の報告書である。その中に、源頼朝や徳川家康の漁業への優遇として打瀬網の開発がある。打瀬網はその方法として帆を掲げ風を受けて横向きに船を滑らせるという画期的なものであり、本書ではその隆盛と明治期に入ってからの衰退について記している。
 また、大阪湾奥部の岸和田市や、播磨灘沿岸部に広がる鹿ノ瀬という浅海では漁場紛争が多数あったことから、その経緯についても報告する。

 

【講師プロフィール】
大谷 和夫(おおたに かずお・会員)

兵庫県庁の元水産技術系職員

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