第411回例会(Web#30) 2023.5.27

2023年5月例会チラシ
日本海事史学会 第411回 例会(Web#30)

浪華丸の保存と展示を目指して

講師:高見 昌弘(たかみ まさひろ・会員)

2023年5月27日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催

 

なにわの海の時空館 閉館から10年
浪華丸見学会(2023年4月21日)の報告

 今回、「浪華丸」の状態が確認できた。2025年大阪・関西万博をチャンスと捉え「浪華丸」の再興へとつなげたい。
 2013年より1/3縮尺の試作船を利用して1/3サイズで浪華丸を再現。山車として大阪港/天保山でのお祭りに活用している。
 地域の賑わいと「浪華丸」の存在を市民に紹介してきた今、いよいよ本丸へ、菱垣廻船「浪華丸」の保存と展示を目指してネジを巻きます。

【講師プロフィール】
高見 昌弘(たかみ まさひろ・会員)

1958年生まれ。兵庫県伊丹市在住。
1993年から大阪市のセイルトレーニングシップ帆船「あこがれ」にボランティアスタッフとして関わる。
(帆船「あこがれ」は、現在帆船「みらいへ」として活躍中)
帆走理論についての講演会で野本謙作先生との出会いが菱垣廻船「浪華丸」に繋がり、帆走の実現に向けた協力へ。
1999年7月、「浪華丸」の帆走実験にもボランティアで乗船。
以来、「浪華丸」再興に向けた催事の活動を続けている。

非会員の方のお申し込みはこちらから→


第400回例会(Web#19) 2022.05.28

第400回例会チラシ
日本海事史学会 第400回 例会(Web#19)

菱垣廻船浪華丸の復元を回顧する

講師:安達 裕之(あだち ひろゆき・会員)

2022年5月28日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催

 

 1994年6月、市制100周年を記念して大阪市は、「なにわの海の時空館」の目玉展示物とすべく弁才船の復元を企て、数ある弁才船の中から大阪と縁の深い菱垣廻船を復元船に選んだ。5年後の1999年7月、復元船は完成し、浪華丸と命名された。以来、四半世紀、弁才船についての新たな知見も得られたので、往時を回顧することにしたい。

【講師プロフィール】
安達 裕之(あだち ひろゆき)日本海事史学会会員

1947年大阪市生まれ、1972年東京大学工学部船舶工学科卒業、同教養学部に勤務して、2012年に退職。東京大学名誉教授。専門は日本造船史。
おもな著書:『異様の船-洋式船 導入と鎖国体制-』(平凡社、1995年)