日本海事史学会

最新のお知らせ


  • 第64回総会・特別講演 2026.6.27

    会員の皆様へ

     来る6月27日(土)、第64回総会を駒場ファカルティハウスで開催いたします。
     年に2回対面の機会です。遠方の方もふるってご参加くださるようお願い申し上げます。

    ※非会員の方も特別講演・懇親会にはご参加いただけます。詳しくはこちら

    ■日時:2026年6月27日(土)
        12:30~13:00 受  付
        13:00~13:30 総  会
        13:50~15:45 特別講演
        15:50~17:30 懇 親 会
    (会費6,500円)
        18:00~    二次会(居酒屋「さわやか」 会費はワリカン)
    ■会場:駒場ファカルティハウス(セミナー室)
      (京王井の頭線東大前駅下車 場所は正門の警備員にお聞きください)
       電話 03-5454-4481(管理室)

    ■■■ 6月20日(土) 14:00までにご出欠をお知らせください。■■■
      日本海事史学会 第64回総会 出欠フォーム 〔会員のみ〕
      ご欠席の方は、委任欄にご回答ください。

    ※メールアドレスの変更・新規登録がある方はお問合せフォームからお知らせください。


    日本海事史学会 第64回総会特別講演

    2026年6月総会特別講演チラシ

    歴史小説家が考える幕末の海防

    講師:植松 三十里(うえまつ みどり・会員)

    2026年6月27日(土)13:50~15:45
    東京大学駒場キャンパス内 駒場ファカルティハウス(セミナー室)

     歴史論文やノンフィクションは記録に基づいて記述し、説が2つあれば両方を紹介する。しかし歴史小説では、記録になかったり、通説から外れていたりしても、独自の見解を断定的に書く場合がある。たとえば拙作の中では「薩英戦争が嵐の中で戦われたのは偶然ではなく、島津久光の仕掛けだった」「咸臨丸渡米航海の海舟は船酔いではなかった」「ロシア艦による対馬占拠事件で、小栗忠順は失敗したわけではない」など。今後、できれば皆さんに検証して頂きたく、そういった憶測で書いた部分を中心に、お話ししたい。

    【講師プロフィール】
    植松 三十里(うえまつ みどり・日本海事史学会会員)
    静岡市出身。昭和52年、東京女子大学史学科卒業後、婦人画報社編集局入社。7年間の在米生活、建築都市デザイン事務所勤務などを経てライターに。平成15年『桑港にて』(文庫化の際に『咸臨丸サンフランシスコにて』に改題)で歴史文学賞受賞。最後の幕府海軍総裁・矢田堀景蔵を描いた『群青 日本海軍の礎を築いた男』で平成21年に新田次郎文学賞受賞。同年、海防不備を批判した林子平の『彫残二人』で中山義秀文学賞受賞。令和8年『侍たちの沃野 大久保利通最後の夢』で土木学会出版文化賞受賞。著書多数。

     特別講演は非会員の方もお申込なしでご参加いただけます。直接会場へお越しください。


    懇親会について

    • セミナー室隣の会場において立食ビュッフェ形式で行います。
    • 会費6,500円は当日受付で申し受けます。現金をご用意ください。
    • 予約の都合がありますので、出欠に変更がある場合は6月23日(火)までに出欠フォームを更新/再入力するか、Web担当へメールでお知らせください。

     非会員の方もお申込みいただければご参加いただけます。 
     詳しくはこちら 


    二次会について

    • 居酒屋「さわやか」で二次会を行います。
    • 会費はワリカンです。
    • ある程度の人数を把握したいので、懇親会の参加申込フォーム内にある二次会参加の設問への回答にご協力ください。(当日、懇親会の前に出欠を確認いたします)

  • 第441回例会(Web#58) 2026.05.23
    2026年5月例会チラシ
    日本海事史学会 第441回 例会(Web#58)

    菱垣廻船安穏丸の太平洋漂流
    ―アメリカ捕鯨船に救助された最初の日本人―

    講師:小林 郁(こばやし かおる・会員)

    2026年5月23日(土)
    14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
    Zoomにて開催

     越中船長者丸の乗組員は天保9年(1838年)に遭難し、翌年アメリカの捕鯨船に救助された。欧米の捕鯨船が日本人漂流民を救助したのは、これが最初とされている。
     しかし新村出は「太平洋の捕鯨船と日本の開国」の中で、それより前の文政8年(1825年)に「大阪の漂民」が欧米の捕鯨船に救助された可能性を指摘した(『新村出選集』第二巻)。「大阪の漂民」とは、大坂商人柏屋勘兵衛が所持する菱垣廻船・安穏丸の乗組員である。
     このたびの例会では、まずハワイ在住の宣教師レヴィ・チェンバレンの日記をもとに安穏丸漂流民を救助したのがアメリカ・ナンタケット島の捕鯨船オーロラ号(セス・コフィンJr.船長)であることを明らかにする。その上で、安穏丸漂流民が漂到したのはどこの海岸なのかを推理してみたい。

    【講師プロフィール】
    小林 郁(こばやし かおる・日本海事史学会会員)
    1964年生まれ。東京都東村山市在住。
    江戸・明治・大正期の漂流民に関心を持ち、各地で調査を続けている。
    著書に『新編鳥島漂着物語』(天夢人、2018年)など。

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  • 第440回例会(Web#57) 2026.04.25
    2026年4月例会チラシ
    日本海事史学会 第440回 例会(Web#57)

    会津の三浦佐原氏

    講師:鈴木 かほる(すずき かほる・会員)

    2026年4月25日(土)
    14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
    Zoomにて開催

     桓武平氏三浦氏の流れが会津葦名氏である。三浦氏研究は、最高水準にあると評されているが、陸奥国会津における三浦葦名氏は未開拓のままである。三浦氏の会津支配は、三浦大介義明が源頼朝より奥州合戦の功により陸奥国会津郡を賜ったことにある。現在地が不明であった会津葦名氏の相伝私領・陸奥国会津「上野新田」を比定し、その活動拠点を確定できた。会津の願成寺が三浦佐原氏の外護を受け、会津地方における浄土宗信仰の一つの拠点的地域を形成していった事実は、隆寛処罰の一件と共に、宝治の乱以前から、加納庄は盛時の所領であったことへの傍証となる。葦名氏は会津に本拠を移しても尚、相模国三浦郡を知行し、会津守護として会津郡や越後、信濃、周防、下総などの国々を領し、確固たる地歩を固めていたことは明らかである。

    【講師プロフィール】
    鈴木 かほる(すずき かほる・日本海事史学会会員)
    国学院大学文学部史学科卒。叙勲。
    著書『三浦按針は英国通商成立までの十三年間、何をしていたのか』。
    『幻の鎌倉執権三浦氏―関白九条道家凋落の裏側―』。
    『史料が語る向井水軍とその周辺』。
    『徳川家康のスペイン外交―向井将監と三浦按針―』他。

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  • 第439回例会(Web#56) 2026.03.21
    日本海事史学会 第439回 例会(Web#56)

    近世関東の川船はどのように支配されたか

    講師:土肥 雅高(どひ まさたか・会員)

    2026年3月21日(土)
    14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
    Zoomにて開催

     江戸幕府のお膝元、関東において物流の中心は川船であった。把握されているだけで関東に3000艘以上も存在し、時に海にもこぎ出すこの川船に対し、幕府は川船役所という役所を通じて船ごとに税を賦課してきたことは既に明らかにされてきた。
     一方で、この税がどのような由来を持ち、どのように賦課されたかという具体像は十分明らかにされてこなかった。本報告では、川船役所側の史料に基づき、役所の全体像を明らかにしていく。その上で、この税の性格を検討し、近世の川船の幕府における位置を描き出していく。

    【講師プロフィール】
    土肥 雅高(どひ まさたか・日本海事史学会会員)
    1999年生。東京大学大学院博士課程1年。
    修士論文論題は「近世関東水運支配の様相と展開」

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  • 第438回例会(Web#55) 2026.02.21
    2026年2月例会チラシ
    日本海事史学会 第438回 例会(Web#55)

    長崎港防衛秘密兵器「捨足軽」

    講師:岩下 哲典(いわした てつのり・会員)

    2026年2月21日(土)
    14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
    Zoomにて開催

     19世紀初頭、長崎で起きたフェートン号事件は長崎に深刻な影響をもたらしたことはつとに言われている。喫緊の問題は、進んだ西洋の兵器に対して、有効な武器が、日本側にほとんどないことである。先人たちはどうしたか。「捨足軽」なる秘密兵器を編み出した。
     本報告では、「捨足軽」とは何か、なぜこうしたことが考案されたのか、「捨足軽」は利用されたのか、有効だったのか、その終焉は?など、歴史の中に消えた「捨足軽」を呼び起こしてみたい。

    【講師プロフィール】
    岩下 哲典(いわした てつのり・日本海事史学会会員)
    1962年信州「たのめの里」生まれ。青山学院大学大学院博士後期課程満期退学、博士(歴史学)、現在、東洋大学人間科学総合研究所所長、文学部史学科教授、主な編著書「幕末の老中 松平忠固」「黒船来航絵巻『金海奇観』と幕末日本」「江戸無血開城」「幕末日本の情報活動 普及版」「病と向き合う江戸時代」「江戸の海外情報ネットワーク」「江戸情報論」「江戸のナポレオン伝説」「権力者と江戸のくすり」「近世日本の海外情報」など。

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