最新のお知らせ
- 第440回例会(Web#57) 2026.04.25

日本海事史学会 第440回 例会(Web#57)
会津の三浦佐原氏
講師:鈴木 かほる(すずき かほる・会員)
2026年4月25日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催桓武平氏三浦氏の流れが会津葦名氏である。三浦氏研究は、最高水準にあると評されているが、陸奥国会津における三浦葦名氏は未開拓のままである。三浦氏の会津支配は、三浦大介義明が源頼朝より奥州合戦の功により陸奥国会津郡を賜ったことにある。現在地が不明であった会津葦名氏の相伝私領・陸奥国会津「上野新田」を比定し、その活動拠点を確定できた。会津の願成寺が三浦佐原氏の外護を受け、会津地方における浄土宗信仰の一つの拠点的地域を形成していった事実は、隆寛処罰の一件と共に、宝治の乱以前から、加納庄は盛時の所領であったことへの傍証となる。葦名氏は会津に本拠を移しても尚、相模国三浦郡を知行し、会津守護として会津郡や越後、信濃、周防、下総などの国々を領し、確固たる地歩を固めていたことは明らかである。
【講師プロフィール】
鈴木 かほる(すずき かほる・日本海事史学会会員)
国学院大学文学部史学科卒。叙勲。
著書『三浦按針は英国通商成立までの十三年間、何をしていたのか』。
『幻の鎌倉執権三浦氏―関白九条道家凋落の裏側―』。
『史料が語る向井水軍とその周辺』。
『徳川家康のスペイン外交―向井将監と三浦按針―』他。非会員の方のお申し込みはこちらから→
- 第439回例会(Web#56) 2026.03.21

日本海事史学会 第439回 例会(Web#56)
近世関東の川船はどのように支配されたか
講師:土肥 雅高(どひ まさたか・会員)
2026年3月21日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催江戸幕府のお膝元、関東において物流の中心は川船であった。把握されているだけで関東に3000艘以上も存在し、時に海にもこぎ出すこの川船に対し、幕府は川船役所という役所を通じて船ごとに税を賦課してきたことは既に明らかにされてきた。
一方で、この税がどのような由来を持ち、どのように賦課されたかという具体像は十分明らかにされてこなかった。本報告では、川船役所側の史料に基づき、役所の全体像を明らかにしていく。その上で、この税の性格を検討し、近世の川船の幕府における位置を描き出していく。【講師プロフィール】
土肥 雅高(どひ まさたか・日本海事史学会会員)
1999年生。東京大学大学院博士課程1年。
修士論文論題は「近世関東水運支配の様相と展開」非会員の方のお申し込みはこちらから→
- 第438回例会(Web#55) 2026.02.21

日本海事史学会 第438回 例会(Web#55)
長崎港防衛秘密兵器「捨足軽」
講師:岩下 哲典(いわした てつのり・会員)
2026年2月21日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催19世紀初頭、長崎で起きたフェートン号事件は長崎に深刻な影響をもたらしたことはつとに言われている。喫緊の問題は、進んだ西洋の兵器に対して、有効な武器が、日本側にほとんどないことである。先人たちはどうしたか。「捨足軽」なる秘密兵器を編み出した。
本報告では、「捨足軽」とは何か、なぜこうしたことが考案されたのか、「捨足軽」は利用されたのか、有効だったのか、その終焉は?など、歴史の中に消えた「捨足軽」を呼び起こしてみたい。【講師プロフィール】
岩下 哲典(いわした てつのり・日本海事史学会会員)
1962年信州「たのめの里」生まれ。青山学院大学大学院博士後期課程満期退学、博士(歴史学)、現在、東洋大学人間科学総合研究所所長、文学部史学科教授、主な編著書「幕末の老中 松平忠固」「黒船来航絵巻『金海奇観』と幕末日本」「江戸無血開城」「幕末日本の情報活動 普及版」「病と向き合う江戸時代」「江戸の海外情報ネットワーク」「江戸情報論」「江戸のナポレオン伝説」「権力者と江戸のくすり」「近世日本の海外情報」など。非会員の方のお申し込みはこちらから→
- 第437回例会(Web#54) 2026.01.31

日本海事史学会 第437回 例会(Web#54)
近代における山口県の水産教育
講師:牛見 真博(うしみ まさひろ・会員)
2026年1月31日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催教育史研究において、近代の水産教育に関する検討はほとんど未開拓の分野と指摘されているのが現状である。先行研究では、文部省『産業教育七十年史』(1956年)や国立教育研究所『日本近代教育百年史』第9巻(1974年)が全体像の輪郭を描こうとした点で一定の成果を認められるが、一方で、その後も各県の個別基礎的な事例研究自体が少ないこともあり、当該研究の進展は未だ道半ばの状態である。
そうした課題意識のもとでの個別基礎的な事例として、今回は山口県における明治期から戦前までの水産教育機関の歴史的変遷について概観したい。【講師プロフィール】
牛見 真博(うしみ まさひろ・日本海事史学会会員)
1976年生まれ。立命館大学文学部卒業後、山口県の高校教諭として奉職。勤務の傍ら、山口大学大学院博士課程修了。博士(学術)。現在、大島商船高等専門学校教授。
著書に『長州藩教育の源流―徂徠学者・山県周南と藩校明倫館―』
(溪水社、2013年)。
本学会誌には「日清戦争前後における『海国』教育の啓蒙をめぐって」(『海事史研究』第79号、2022年)。非会員の方のお申し込みはこちらから→
- 第436回例会〔対面開催〕 2025.12.20

日本海事史学会 第436回例会〔対面開催〕
仙台藩の御座船建造
―新出の御船大工棟梁中村文書の紹介講師:斎藤 善之(さいとう よしゆき・会員)
2025年12月20日(土) 14:30~16:30(開場 14:00)
東京大学駒場キャンパス内 駒場ファカルティハウス(セミナー室)
(Zoom参加は会員のみ)江戸時代初期、伊達政宗は、播州明石出身の中村庄右衛門なる人物を御舩大工棟梁として召し抱え、石巻において御座船の建造に従事させました。
これによって仙台藩は東日本では珍しく御座船を保有する藩となり、その御座船は松島に置かれて歴代藩主らの松島湾での遊覧などに使用されました。
こうして中村氏は、御座船のみならず御穀船(商船)建造も指導することで仙台藩の造船技術の引き上げに大きく寄与し、その後も近世を通じて石巻で藩の造船に深く関わっていましたが、明治維新後は当地を離れました。
その後、2010年8月になって、さいたま市在住の中村家の御子孫から200点ほどの古文書が石巻市に寄贈され、現在は石巻市博物館に所蔵されております。石巻市博物館ではその文書を使って市民向け古文書講座を開講することとし、斎藤はその講師として市民とともに解読にあたっております。そこからは、これまで知られていなかった仙台藩の御座船や御穀船に係わる歴史的事実が多数よみがえってきたのです。
今回の報告は、この中村文書の内容を学会で報告する初めての機会となりますが、仙台藩の御座船建造の知られざる歴史を紹介したいと考えております。【講師プロフィール】
斎藤 善之(さいとう よしゆき・日本海事史学会会員)
1958年栃木県生まれ。早稲田大学大学院日本史専攻博士課程単位取得退学。
文学博士。専門は近世後期から近代初期の海運勢力と港湾都市の研究。非会員の方もお申込なしでご参加いただけます。直接会場へお越しください。
■例会後、居酒屋で忘年会を開催します!
【事前申込制】懇親会 17:30~(例会終了後)
※会場が変更になりました。ご注意ください。
会場:宮崎郷土料理「ひしゅうや」
京王井の頭線「神泉」駅 徒歩1分
(例会終了後に電車で移動します)
東京都渋谷区円山町18-2 藤田ハイツ1F
TEL:03-3463-0075
会費:5,500円(飲み放題2時間コース)- 会場予約の都合上、懇親会は事前のお申込みをお願いいたします。
- 非会員もご参加いただけます。
お申込みは
こちらのフォームから
↓申込締切
2024年12月17日(火)23:59★懇親会の会場は変更になりました。
> お知らせ一覧