第63回総会・特別講演 2025.6.28

会員の皆様へ

 来る6月28日(土)、第63回総会を駒場ファカルティハウスで開催いたします。
 年に2回対面の機会です。遠方の方もふるってご参加くださるようお願い申し上げます。

※非会員の方も特別講演・懇親会にはご参加いただけます。詳しくはこちら

■日時:2025年6月28日(土)
    12:30~13:00 受  付
    13:00~13:30 総  会
    13:50~15:45 特別講演
    15:50~17:30 懇 親 会
(会費6,000円)
    18:00~    二次会(居酒屋「さわやか」 会費はワリカン)
■会場:駒場ファカルティハウス(セミナー室)
  (京王井の頭線東大前駅下車 場所は正門の警備員にお聞きください)
   電話 03-5454-4481(管理室)

■■■ 6月21日(土) 14:00までにご出欠をお知らせください。■■■
  日本海事史学会 第63回総会 出欠フォーム 〔会員のみ〕
  ご欠席の方は、委任欄にご回答ください。

※メールアドレスの変更・新規登録がある方はお問合せフォームからお知らせください。


日本海事史学会 第63回総会特別講演

2025年6月総会特別講演チラシ

オスマン帝国における帆走海軍への転換とその影響
―点呼給与台帳にみる組織変化―

講師:相磯 尚子(あいいそ なおこ・会員)

2025年6月28日(土)13:50~15:45
東京大学駒場キャンパス内 駒場ファカルティハウス(セミナー室)

 地中海世界では、大西洋で大航海時代を迎えた後も橈漕海軍が維持されていた。オスマン帝国では帆走海軍への転換が17世紀中頃のクレタ戦争の最中に行われたが、熟練度不足から結果を出すことができず、一度主力艦が橈漕艦船に戻された。帆走海軍へと最終的に転換されたのはクレタ戦争終結から13年後の1682年のことであった。
 これまでの研究ではイスタンブルの海軍工廠で建造された艦船の種類が検討されてきたが、船長たちなどの船乗りや、船大工を抱えていた海軍組織への影響が十分に議論されてきたとは言い難い。本報告では点呼給与台帳を史料として帆走海軍に転換された前後の海軍工廠の組織を比較し、その影響について検討する。

【講師プロフィール】
相磯 尚子(あいいそ なおこ・日本海事史学会会員)
慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科史学専攻において修士課程を修了、現在は後期博士課程。2018年から2021年まで松下幸之助記念志財団より松下幸之助国際スカラシップの支援を受け、トルコ共和国に留学。
論文:「近世オスマン帝国におけるデルヤー・ベイ船団の編成と役割—帝国艦隊への合流と任務を中心に―」(『イスラム世界』2023年)、「近世オスマン海軍史研究の現状と課題」(『史学』2024年)など。
学会報告:”Official Captains in the Ottoman Navy at the Beginning of the Seventeenth Century” (ILCAA Joint Research Project, 2025)、「十六世紀末オスマン帝国における役人と海賊—ヴェネツィア領事トルコ語文書b.250/330の検討を中心に—」(西洋近現代史研究会、2023年)など。

 特別講演は非会員の方もお申込なしでご参加いただけます。直接会場へお越しください。


懇親会について

  • セミナー室隣の会場において立食ビュッフェ形式で行います。
  • 会費6,000円は当日受付で申し受けます。現金をご用意ください。
  • 予約の都合がありますので、出欠に変更がある場合は6月24日(火)までに出欠フォームを更新/再入力するか、Web担当へメールでお知らせください。

 非会員の方もお申込みいただければご参加いただけます。 
 詳しくはこちら 


二次会について

  • 居酒屋「さわやか」で二次会を行います。
  • 会費はワリカンです。
  • ある程度の人数を把握したいので、懇親会の参加申込フォーム内にある二次会参加の設問への回答にご協力ください。(当日、懇親会の前に出欠を確認いたします)

第62回総会・特別講演 2024.6.29

会員の皆様へ

 来る6月29日(土)、第62回総会を駒場ファカルティハウスで開催いたします。
 新型コロナのために2020年3月の例会が急遽中止になって以来、実に4年4ヶ月ぶりの駒場です!
 遠方の方もふるってご参加くださるようお願い申し上げます。

※非会員の方も特別講演・懇親会にはご参加いただけます。詳しくはこちら

■日時:2024年6月29日(土)
    12:30~13:00 受  付
    13:00~13:30 総  会
    13:50~15:45 特別講演
    16:00~17:40 懇 親 会
(会費6,000円)
    18:00~    二次会(居酒屋「さわやか」 会費はワリカン)
■会場:駒場ファカルティハウス(セミナー室)
  (京王井の頭線東大前駅下車 場所は正門の警備員にお聞きください)
   電話 03-5454-4481(管理室)

■■■ 6月22日(土) 14:00までにご出欠をお知らせください。■■■
  日本海事史学会 第62回総会 出欠フォーム 〔会員のみ〕

※メールアドレスの変更・新規登録がある方はお問合せフォームからお知らせください。


日本海事史学会 第62回特別講演

2024年6月総会特別講演チラシ

17世紀初頭の英国における造船の諸文書

講師:山田 義裕(やまだ よしひろ・会員)

2024年6月29日(土)13:50~15:45
東京大学駒場キャンパス内 駒場ファカルティハウス(セミナー室)

 16世紀のヨーロッパにおいて、大洋を航海する船の造船の中心はスペインとポルトガルであったが、同世紀の後半にイギリスが急速に両国に追いついた。近世に移行したヨーロッパでは近代国家の国力を左右する交易と戦争を担う船を建造する技術は、職人の世界のみならず、知識人や為政者にも関心が持たれるようになった。進歩する技術を現場に紹介するにとどまらず、海軍上層部、船主、貿易商人達の関心をも満足させる書物が現れた。英国においては、17世紀初頭に書かれた三つの重要な文書(その内の1書はアイザック・ニュートンが手写した直筆)が残されている。それらの文書を、特に船体の設計に焦点を当てて紹介したい。

【講師プロフィール】
山田 義裕(やまだ よしひろ・日本海事史学会会員)
1968年に早大政治学科を卒業し、現在の日本製鉄に入社。スペイン、ブラジル、メキシコに滞在。
1973年に当会に入会。海外では「国際海事科学史会議」参加メンバー。
16-17世紀のスペインとポルトガルの造船史と航海術史が主たる関心分野。

 非会員の方もお申込なしでご参加いただけます。直接会場へお越しください。 


懇親会について

  • セミナー室隣の会場において立食ビュッフェ形式で行います。
  • 会費6,000円は当日会場で申し受けます。現金をご用意ください。
  • 予約の都合がありますので、出欠に変更がある場合は6月25日(火)までに出欠フォームを更新/再入力するか、Web担当へメールでお知らせください。

 非会員の方もお申込みいただければご参加いただけます。 
 詳しくはこちら 


二次会について

  • 居酒屋「さわやか」で二次会を行います。
  • 会費はワリカンです。
  • ある程度の人数を把握したいので、懇親会の参加申込フォームへの回答にご協力ください。(当日、懇親会の前に出欠を確認いたします)

第388回 例会(Web#7) 2021.04.24

日本海事史学会 第7回 Web例会

「16世紀末~17世紀初頭のスペインとポルトガルにおける船殻の設計と建造」

講師:山田 義裕(やまだ よしひろ・会員)

2021年4月24日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催

 掲題の両国における造船が最も活発な時代に、船殻が実際にどのように設計され、建造されたかが出来るだけ具体的に思い浮ぶように当時の文献に基づいて紹介したいと思います。

【講師プロフィール】
山田 義裕(やまだ よしひろ・会員)
1968年現在の日本製鉄に入社。
海外への技術、機器、製品の輸出を中心とした業務に就く。
スペイン、ブラジル、メキシコに滞在。1973年に当会に入会。
海外では「国際海事技術史会議」参加メンバー。
16-17世紀のスペインとポルトガルの造船史と航海術史が主たる関心分野。