第424回例会(Web#43) 2024.10.26

2024年10月例会チラシ
日本海事史学会 第424回例会(Web#43)

三浦按針は英国通商成立までの十三年間、何をしていたのか

講師:鈴木 かほる(すずき かほる・会員)

2024年10月26日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催

 国学院大学『国史学』239号に掲載された論考、即ち、三浦按針は英商通商の成立までの十三年間、何をしていたのかについて言及します。
 三浦按針をテーマとした書物は多く出版されていますが、その内容は英商通商の成立以降の家康と三浦按針との関係を述べたものしかありません。今回発表する内容は、三浦按針は英商通商が成立するまでの十三年間、何をしていたのか、この十三年間の彼の行動の空白を埋めることによって、何故、家康が三浦按針を外交顧門として重用したのか、その理由について言及します。

【講師プロフィール】
■鈴木 かほる(すずき かほる・日本海事史学会会員)
国家公務員特別職

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第412回例会(Web#31) 2023.6.24

2023年6月例会チラシ
日本海事史学会 第412回 例会(Web#31)

鎌倉期三浦一族の海上ネットワーク

講師:鈴木 かほる(すずき かほる・会員)

2023年6月24日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催

 

日本秋津嶋は、六十六箇国あり、このうち三浦一族の所領は
三八か国、つまり五〇%を超える国の何らかの支配権を取得し、
列島規模で勢力を伸ばしていた。当時の移動手段が主として
海路であったことを考えれば、三浦氏が列島規模で海運ネット
ワークを構築し、地域支配層の中核をなしていたと言えよう。
日本列島全体に展開する三浦一族の活動をみてみたい。

【講師プロフィール】

鈴木 かほる(すずき かほる・日本海事史学会会員)

三浦一族研究会特別研究員。
著書『史料が語る三浦一族とその周辺』新人物往来社、
『幻の鎌倉執権三浦氏ー関白九条道家凋落の裏側』清文堂出版など。

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第396回 例会(Web#15) 2022.1.22

第396回例会チラシ
日本海事史学会 第396回 例会(Web#15)

三浦氏の日宋貿易と筑前鐘御崎・鎌倉和賀江嶋の築港

講師:鈴木 かほる(すずき かほる・会員)

2022年1月22日(土)
14:00~16:00(ルームオープン 13:30)
Zoomにて開催

 

 承久の乱(1221年)後、後鳥羽院の敗北によって、宗像社領は将軍家が領家となり、駿河守三浦義村の嫡子泰村が預所として荘務を管理することになった。これにより宗像地域を支配し南宋貿易に携わってきた海洋豪族・宗像氏は、幕府御家人に組み入れられ、三浦氏が南宋貿易を引き継ぐことになる。筑前国鐘御崎および鎌倉和賀江嶋は、その日宋貿易の絶頂期に相次いで築かれた人工島である。
 この二つの築港の勧進僧は往阿弥陀仏であり、依頼者は南宋貿易の権益を掌握していた三浦泰村とその父三浦義村と考えられる。

【講師プロフィール】
鈴木 かほる(すずき かほる・会員)

国家公務員特別職